住宅ローンの相談に行ってきました。
きょうは建主と住宅ローンの相談のため最寄りの銀行へ行ってきました。
国債の金利低下のあおりを受けて過去に類を見ない住宅ローン金利となっています。
借りるなら今をおいて他にはないと言い切れるほどですが、金利が低すぎる反面、固定か
変動かで選択に迷うところです。
なんだかうれしい悲鳴にも聞こえますが、借りる側からすれば一大事、
選択を誤ると負担が大きくなるわけでみなさん真剣です。
そこで、きょうは住宅ローンを借りるにあたって、
私の考える借り方をお話しいたします。
みなさんローンを組む際には、まず金利に注目されます。
当然ですね。安いに越したことはありませんからとっかかりは金利からでよろしいかと思います。
合わせてみていただきたいのが、保証料や手数料、団体信用保険、火災保険などの手数料です。
借入額によっては一項目で100万以上掛かるものもありますし、一括支払いが前提だったり
ローンに組み込めたりと支払方法も様々。
厄介な項目ですがすべてのローン商品にはついて回るものです。
そこに固定、変動、ミックス・・・・訳が分からなくなりますね。
そこで、まず結論から申しますが、数ある金融商品のなかで万能は無いということです。
選択する側の意識の持ち方が大事で、
お得なローンを探すのではなく生活スタイルに合ったローンを探すべきです。
例えば現状の金利が過去最低であるうちに固定金利を選択して支払額が明確な安定を求めるべき
と考えますが、共働きであれば変動金利の”元金均等”で繰上返済することで一気に元本を減らして
いくという作戦もありだと思います。
10年間繰上返済の鬼に徹して11年目から固定に変更する。残金の算段が必要ですが、
その後の負担が軽減される可能性があります。
ただ、その間に怪我や病気をされることで支払プランに狂いが生じることも念頭に置かなければ
なりません。
また、契約時のローンで最後まで行くのではなく借換えを念頭に置いた算段も有効です。
借換え時などは最初に金利優遇が得られるので店頭金利より低い金利で再スタートが
できるのです。
誤解頂きたくないのは私は決して冒険をしましょうと言っているわけではありません。
人生の一大事ですからむしろ冒険なんて言語道断ですね。
住宅ローンとは家づくりのなかで一番退屈な検討事項だと思います。
さらっと通り過ぎたくなりますが、ここをしっかり検討されることで
建物の予算配分もはっきりと見えてくるのです。
曖昧な要素は家づくりには大敵です。
ついつい安全牌を選びがちですが、いえ、安全牌を選んで良いのですが、
それが本当に自分たちにとって安全牌かという検討が重要だということです。
必ず腑に落ちる選択肢を見つけ出してください。