法要で想う
2009.09.21
たった今会津から帰ってきた。
途中事故渋滞に巻き込まれ4時間半程かかる。
4,5台入乱れた事故のようだったが、救急車がいなかったため怪我人はいなさそう。
不幸中の幸いだが、当事者の方々の心中お察しする。
今回の帰省の目的は父の法要。
十七回忌にあたるが、形式的には行わず、お経のみ執り行った。
16年も経つと時の経過は早くも晩くも感じなくなる。
ただ、その出来事が現実であるという事だけ実感する。
そしてこの16年間思い続けて来た事は何も変わらない。
ただ、「もしも・・・」と言う事だけ。
この16年間の、喜びも悲しみも数えきれない出来事を
どう一緒に分ち合っただろうか?
何か出来事が起こる度に考えるが、
明解に”こう言っただろう”、”こうしただろう”という答えは出ない。
実の父の事なのに不思議なものである。
ただ、遺された者が前を向かなければならないのであれば、
至って自然な事なのかもしれない。
忘れる訳はないが、徐々に癒されていくことも必要なのだろう。
今”家族”という枠を超えて父と同じ立場に立ち始めた事を実感する。
「もしも・・・」と考える事でこれからも答えが出る事は無いが、
「もしも・・・」と考える事は家族を率いて苦楽を乗り越えるとき、迷いなき自信を与えてくれると思う。
会津盆地
猪苗代湖と会津磐梯山