さしおうぎのいえ/配筋検査
2009.10.16
今年の10月から住宅保障制度がスタートしたため、保障機構の検査員も検査に訪れた。
配筋検査というのは基礎の鉄筋の量、配置、形状、補強方法などを
鉄筋がコンクリートに埋まってしまう前に行う検査です。
鉄筋の径や形状、ピッチが図面通りか確認します。
補強筋が適切に配置されているか確認します。
かぶり厚さといって鉄筋からコンクリート外側までの厚みが既定値以上か確認します。
これは私のやり方ですが、型枠と鉄筋の間というのは幅が狭くスケールを当てにくいため、
ピンコロといって4cm×6cmのコンクリート製の石を右写真のように型枠と鉄筋の間に入れて
確認します。そのため数値の読み間違いなどがありません。
検査が終わりコンクリートの打設開始。
打設中もコンクリートが隅々まで行き渡っているか、図面通りの厚みを確保しているか等
監理していきます。
こちらはホールダウン金物といって柱の引抜きを防止する金物です。
基礎に緊結しなければならないのでコンクリートに埋め込みます。
たまに土台からホールダウン金物を使用している住宅を見かけますが、これは間違いです。
そして打設完了。
検査では数点の指摘事項が出たが、全て現場で是正したため問題なく終了。
次の大一番は上棟。
大仕事だが楽しみでもある。
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