さしおうぎのいえ竣工・引渡
2010.03.22
昨日はさしおうぎのいえのオープンハウス。
強風ではあったが天気は良く大勢の方々にお越しいただいた。
共感して頂いたり、忌憚ない意見を頂いたり有意義な時間を過ごすことができた。
そして今日は引渡日。
設計を始めてからおよそ1年半。
「私と建て主が共に創り上げていく」という作業は今日ここで終了する。
しかし家づくりが終わったわけではない。
これからはそこに住む家族が建物がある限り永遠に家づくりを行っていく。
すこしづつ、あせらず自分たちの色に。
このタイミングというのは言わばリレーのバトンタッチのようなもの。
バトンを渡した私や施工会社の足は今日でストップ。
だが、我々は振り向く事はせず、
今走り出した家族四人の背中をずっと見つめていくという新しい仕事も始まる。
そして時には追い付き、アドバイスや修理をしていく。
こちらも永遠と続いて行くのである。
残したサクランボの木も満開。
旬を問わず節目節目で花を咲かせた不思議なこの木も今日は遠慮なくお祝いしているのかな?