今日は朝一番でさいたま市の仮設店舗の定例打合せ。

去年末から動いていたプロジェクトだがようやく工事が始まった。

この物件はとある駅前再開発事業における一時移転プロジェクト。

長年この地でＣａｆｅを営業してきたお店が再開発完了後、新しい建物に入るまでの仮設店舗である。

 

仮設店舗と言えば簡単なプレハブ建物でデザインもへったくれも無いと思われがちだ。

確かに仮設期間が１年程度ならそうだろう。

しかし、今回は仮設期間が３年のため、安普請のオンパレードではお店が時間に耐えられない。

だからと言って新築同様の予算を割くのは勿体無い。

という設計する側には最も難しく、最も矛盾している”一番安くてカッコよく”がコンセプト。

お店のオーナーの造詣の深さにも助けられ何とか設計はまとまった。

 

工事においても再開発事業と絡んでいるため確認申請（仮設申請）の図書を作成し、

毎週定例打合せを行い、工事時間等の規律が厳しく、

近隣への配慮なども重要と新築物件同様に困難である。

 

侮れない仮設工事、興味深い仕事になりそうだ。

完成は４月末日。