神事は朝一番という習わしを痛感させられた小旅行
昨日は三連休のなかで唯一休めそうな雰囲気の一日。
子供が生まれてから何処へも出かけておらず、たまには出掛けてみるかな~と思い長野県戸隠へ。
戸隠へはこの時期ほぼ毎年出かけており、奥社参りも欠かさず参拝してきた。
だから、今回は子供を授かったご報告がてら美味しい新蕎麦を食べに向かったのであった。
朝7:00出発。
おそらく10:00には奥社に着く予定であったが、子供はそんな予定に構ってはくれない。
何やかんやで12:00に戸隠に到着。
どうせだから腹ごしらえを先にするか?と予定を変更して食事を先に取ることに。
この煩悩に染まった安直な行動が後でとんでもない事になろうとはこの時は知る由もなかった。
そんなことは気にもせず、戸隠蕎麦ならココ!と決めている「大西旅館」へ。
ここは宿坊ながらお昼は蕎麦をやっており、個室で食べられるのが嬉しい。
だが、最大の理由はやはり味!中社周りの蕎麦屋は有名店はじめいろいろ廻ったが、
個人的にはここが一番好きになった。
まずはお昼のサービス品「そばだんご」
そして山菜の小鉢。
田舎蕎麦のもう一つの楽しみがこう言った山菜類である。
そしてメイン、若干黒みかかった幅の広い田舎蕎麦。
表面のざらついた感じが蕎麦には不可欠と思っている小生。
この宿の蕎麦の風味とコシ、のど越しはいつ食べてもパーフェクト。
それを薄味ながら、出汁の利いた汁で頂く。
蕎麦をドボンと漬けても塩辛くない。
戸隠ではざるを一枚、二枚と数えるのではなく、一口大の束を”ぼっち”と呼んでいる。
注文したのは”七ぼっち”これでも結構お腹いっぱいになる。
女性なら五ぼっちでも十分だと思う。
蕎麦を均きり堪能した後はいよいよ奥社へ向う。
この荘厳な杉の木の参道。
それにしても例年より人が多い。
TVかなんかで取り上げられたりしたのだろうか?
そんなことを考えながら、片道1時間の参道を4/5ほど進んだところで・・・ 「んっ!?」
なんだこの行列は?!
何と奥社へお参りする人たちの列。
聞けば1時間半待ち!?
って帰りの時間を入れると2時間から3時間!
なんてこった!渋滞がいやで早く帰りたかったのに~
そう、これは神様の罰である。
神事とは普通その日最初に行う習わしであることを思い出した。
「蕎麦のついでに来られちゃ~ね~」
とは神様談
ここに並んでいるほとんどの人、お昼ご飯食べて来たんだろうな。