熊谷F邸現場監理/10.11.02
2010.11.03
今日は・・・というか昨日はF邸の定例打合せ。
野縁という天井下地が一、二階共ほぼ完了しており、一階の床下地に至っては張り終っていた。
たった一週間の間にここまで進んでいる。かなり早い進捗である。
今日は防水業者と共に既存の屋根、バルコニーの防水状況を見て廻り、
補修方法を検討した。
やはりというべきか築20年以上では防水層の損傷は激しい。
屋上は防水層がほとんど機能していない常態であったため
既存と同質のシート防水で全面改修とし、
バルコニーに至っては塗布防水で全面補修という方向性にした。
リフォームというのは今後の耐用年数を見越した判断が要求される。
最上級の補修を行えば一番手っ取り早いがそれでは不経済になり、
逆に安価な補修では近い将来また同じ工事をやらなければならなくなる。
この辺りを見極めるため、現場サイドの豊富な知識と、
建て主の思惑を熟慮した我々が意思の疎通を図り解決していく。
現場ではこういった地道な作業の積み重ねが大事なのである。