燃えない木の家建てますよ!!
のっけからJAROに通報されそうなタイトルで始まってしまったが、
誇大広告の温床ともいえる住宅業界において
練馬のとある設計事務所の遠吠えなんて小さい、小さい!!!
いやそれほど嘘を言っている訳ではございやせん。
本日「木造耐火建築物」の講習会を受講してまいりました。
木造耐火建築物とは?とお思いの方も多いはず。
ご説明いたします。
建物の燃え難さを表す防火規定は大きく分けて三段階。
一番規定が緩い”防火構造”、次に”準耐火建築物”、そして一番厳しいのが”耐火建築物”の順。
二階建ての住宅ならほとんどが防火構造だが、超高層ビル等は耐火建築物にしなければならない。
そんな厳しい耐火建築物は今までの法律では鉄筋コンクリート造か鉄骨造等に限られ
木造では不可能だったが、法改正によりその講習会を修了した設計事務所、建設会社だけが
建てる事が出来るようになった。
ではそのメリットはというと、
例えば耐火建築物しか建てられない地域にお住まいの方が
建替えをしたいが、鉄筋コンクリート造や鉄骨造では工事費が高くて予算が合わない。
なんて時には比較的コストが安い木造で建てる事が出来る。
また、木造で建てたいが火災が心配。なんて方にもお勧めである。
日本の法律で一番厳しい性能で建てるのだから安心であるし、
火災保険料も防火構造の住宅より安くなる、はず。
と結構メリットはある。
ただ、元々燃える材料で建てるわけだから、いろいろ規定も厳しいし、施工技術も問われる。
我々もしっかり勉強して対応していかなければならない。
決して簡単な設計ではないことを付け加えておく。
と言うわけで”燃えない木の家に住みたい”(まだ言うか・・・)という方はご連絡ください!!
というお知らせでした。