大々々々先輩の足跡
2011.09.29
今日は練馬の大規模リフォームの着工。
朝8:30に現地入り。
もうすでに家財道具はほぼ片づけられており、いよいよ着工である。
工事の確認をしながらお部屋を廻っていると、その片隅にロール状に丸められた紙が・・・
よく見るととても古い建築図面。
聞けば施主のご祖父様は建築家でご自身で設計事務所を営まれていたとのこと。
これらの図面はとある県庁舎の設計コンペ案。
かれこれ70年以上前の図面だそうだ。
と言うか70年前にコンペ???
って結構最先端な事務所ではないか、当時の言葉でハイカラ(?)な事務所。
それにしても線一本一本や文字がすごく丁寧に書かれている。
CADが当たり前のこのご時世。
一枚描くのにいったい幾日を要したのか想像もつかない。
当然ながらお会いしたことは無いが、製図板に向かう後ろ姿を想像した。
そんな方が設計した家のリフォーム。
大事なバトンを受け取ったような気がした。
この螺旋階段などはお見事の一言。
設計パートナーのKさん、O君と偉大な先輩の足跡談議に華が咲いた。