「名は体を表す」って言うじゃないですか
2011.11.04
最近の現場報告のなかで”幸久機関”なるものが出てくるが、
何のことですか?、会社名ですか?とのお問合わせが数件。
「言われればなるほど会社名にも見えるな~。」と感心してしまったり。
実はコレ、個人邸の物件名。
今までは”にのちょうのいえ”、”さしおうぎのいえ”、”なかいのいえ”と
地名を合わせてひらがな表記だったが、
これは住宅設計に”~プロジェクト”のような大仰なネーミングがピンとこないことと、
ひらがなの表現が無垢のイメージを連想し、
まさに新築した住宅を表すという想いで名付けてきたんですな。
今回は建て主自らのネーミング。
家は「幸せを久しく生み出す機関」であれ!と言う想いで名付けたそうな。
ピンときた人もいると思うが、もちろん永久機関にもかけている。
建て主の強い想いを感じますな。
改めて思えば、建て主は様々な想いを家に託すが、それは十人十色。
それらを導き出すプロセスにセオリーは無い。
そして毎回当てはまる回答も存在しない。
強いて言えば、ただ真剣に家創りに向き合うだけ!!
これだから住宅設計はやめられない・・・のかもしれない。