素材の味をそのままに
2011.12.21
今日は”幸久機関”で使用する階段手摺の製品検査。
鉄骨で製作したのだが、仕上はちょっと変っている。
黒皮(くろかわ)といって製鉄の際の焼かれた色をそのまま仕上げに使う。
このままだと生活の湿気で錆びが発生してしまうのでクリア塗装を施す。
(個人的には錆が出ても良いと思っているのだが・・・)
ペンキ等で余計な塗装は施さずに焼かれたムラをそのままデザインに活かそうということ。
出来るだけ細い材で製作しているので、実際に設置したときのは空間の邪魔にはならないはず。
細かい端部は、丁寧に溶接されていた。
極力裏側からのみ溶接して出来るだけ表側には見せない、職人さんの技が生きている。