よく建築雑誌を見ていて直接この目で見たいと思う建築が出てくることがある。

しかし、プライバシーから雑誌に詳細な住所は書いていない。

有名な目抜き通り等にあれば別だが、通常は東京であれば〇〇区まで。

そんな時はいつも雑誌の情報から位置を割り出す。

例えば遠めでもランドマーク（有名ホテルや公共建築等）があればまずそこを基準に、

影を見て太陽の向きや高さから方角を割り出す。（当然目見当）

そして距離を割り出す。（こちらも目見当）

配置図という建物の配置を示した図面は必ず載っているので、

地図と照らし合わせ、似たような敷地を探し出す。

そうして行ってみると大抵見つけられる。

昔後輩に動物みたいだと言われた事があるが、本能では無い、そこには綿密な分析がある。

しかしそれでも見つけられない建築があった。

それは軽井沢にある吉村順三の山荘。

建築界ではメジャーすぎるほど有名な山荘だ。

三度トライしたが、見つけられなかった。

そんな事もしばらく忘れていたが、先日後輩から所在地発見のＦＡＸ。

いや～うれしい。早速見に行くことにしよう。

ありがとうＡ君。